プロの声優を目指す人への落とし穴。

今までも沢山の声優を目指す若い人の姿を見てきましたが、成功例が私の周りにはとにかく無く、その多くが、お金にならない声優事務所への養成機関で無駄に金を落とし続けて時間だけが無情に経って尚、本人にとってはそれが心の拠り所なってしまい、俗に言う…

「飼い殺し」


…状態で社会性を失ったまま、オッサン、おばさんになってしまう事です。(行く末は声優崩れと呼んでいる)

事務所の養成機関という所は受講生達には
「プロの声優になるための授業」と称して金は巻き上げるが、そこから先は
「学んだ知識と経験を自分でチャンスをつかんでください」と後付けする訳だ。

地方などから入れ食い状態のオーディションに受かって浮かれている若者は事務所の養成機関に授業料を払いながら頑張れば「職業声優」になれると勝手に信じてしまう。

研究生から事務所所属というカンバンをもらっても、結局事務所外の「仕事」をこなした時に初めてギャランティが発生するのだ。(当たり前の話だが)

本当にオーディションに受かってその先ギャラをもらってプロの声優になりたいと思うなら、レッスンに金を払うの事務所側だし、入所した段階で給金のなんちゃるかがついて回るものなのだ。(普通会社に入ればその段階から給料が発生するのだから)

声優ないし、役者ないし、それらしい稽古、それらしいレッスンなど、ある程度経験と指導要領を心得ている者なら誰でもできるのだ。(私とてそれは同じ)
大きく違うのは教える事が出来ても、お金が稼げる生徒をデビューさせることも、ましてや教えている側が給料をくれるわけではないと言う事。

確かに勉強は必要だ。
が、感覚的な物として一貫性が無い演技や芝居全般の技能はプロ志望のスタート地点として、どこぞに所属(見習いもね)した段階で初めてに与えられる、施される「環境」が全てになってしまう。

そのことを知らない若輩者を食い物にしている弱小声優事務所がいかに多い事か。
職業声優として生き残る為には仕方ない事なのだが、(やってる事が末端のインストしてるプロゴルファーと同じになっている。)

先に金を取って、後は教えるだけ教えてプロになるかは本人次第、それでもレッスンは継続しなければ後戻りは効かない物かの様な更新を迫り、また前払いで若輩者から金を吸い上げる。

現在、コロナ騒ぎでどこの声優教室も待機状態だと聞くが、先に受講料を前払いした者はこれから先、ものすごく恐ろしい事が待っているかも知れない。
持久力の無いポッと出の事務所や小規模の養成機関はいろんな事が回らなくなり、自電車操業状態になるかも知れないという事。
まともな声優事務所だってコロナ事案で仕事が止まってるんだから、外部からの頼みの綱となる収入も無い事務所はマジでヤバいよね。

それでも簡単に自己破産などして、カンバンや趣旨を変え、同じように若輩者を達を食い物にするのだろう…


そんな悲惨な事案に少なくとも自分の周りの若輩の演者達にブチ当たらない様、祈るばかりである。

劇団TESTS(テスト)東京東部演劇組織

「劇団TESTS(テスト)」です。 東京東部演劇組織 Tokyo East Side Theatrical Syndicate トウキョウ イーストサイド シアトリカル シンジケートの略称として「テスト」という名称で立ち上げました、社会人演劇集団です。 現在メンバー少数のため合同で活動しながらメンバー集めしています! 20221月に旗揚げ公演を無事やり遂げました! (≧∀≦)

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