昔、昔…。
自粛の間、いろいろ考える事があります。
演劇をしていて、過去を振り返っても仕方ない事は重々わかって居るのですが、それでも考えてしまう。
いい想い出。悪い想い出。
どちらかというと、その間の「現在には無いノスタルジー」という抽象的な事が多くなってきた。(想いも一回り二回りしてくるとね)
家に帰らず共演者の家に劇団で泊まり込んで合宿みたいな状態だった事だったり。
酒を飲んで、怒り出しクダを巻く役者を止めて居るウチにこっちの方が怒りマックスで大声で店に迷惑を掛けた時の話だったり。
恋愛沙汰なんて演劇活動にとってはロクな事事は無いと口では言ってても、他人の色恋沙汰にいつの間にかどっぷり首を突っ込んでいたり。
野外や公園で稽古していて、寒い時期に急に部屋を借りて稽古したのはいいが、野外に戻った途端に皆がインフルエンザにかかって公演中メンバー内が沈没しながら一週間公演を死に物狂いで乗り切った事など。
中途半端にどうでもいい事の中にも、今だったら有り得ないなぁという事が昔は結構あったと。
自粛とっていってもあの頃の思い出は色あせながらもいつでも心の中にはあります。
見上げる空に変わりは感じないのだけどね…。
0コメント