コーヒーを挿れながら
おはようございます。
先日、地方から東京にこの春上京して、プロの役者になりたいという若者と話をしました。
プロ・アマの演劇的な定義は人や状況で様々だが、分かっていても分かっていなくても、それで生活していこうと思うと大変なのです。
私は昔から地方から東京に出てきて生活しながら(バイトしながらでもね)演劇をしている人に対しては頭が下がる事が多い。
実際自分が逆の立場で慣れ親しんだ土地から演劇をやりたいというだけで地方に単身移住するとなったら真似が出来ないと思うからです。
爆然とプロ俳優になりたいという夢も希望もいっぱいの若者にコーヒーをもてなし話を聞かせてもらった。(正確には話を聞きに来てくれたのだが)
私自身、プロアマ混在の劇団で活動してきたこともあり、
プロ志望の演劇人を数多く見てきましたが、役者のお仕事でお金を出し(投資)、お金を稼ぎ(収入)、友達やお客様を増やし、稽古や舞台活動をやり続ける事がいかに困難か。改めて考える。
そんなリアルな話を少しばかりさせてもらった。
この春先から上京を希望しているというその若者が実際に上京してプロの俳優を目指し活動を始められるかはその若者のみぞ知るし、本当に活動を始めればまた連絡をくれると思いますが、深くは考えないようにします。
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今は力無く、か弱いものであっても、暗く、狭い舞台からいつか音と光を背に受けて水面に大きな波を立て風を起こせ。
遥か上空から舞い降りた
天使と言うにはあまりに無器用な
もがき演じるその姿を
そう、我らは演劇人
覚悟する事だ
舞台に立ち続けると言う事を
駆け登りたいか、飛べない天使たち
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