舞台公演への価値を上げたきっかけ
10年以上前の話。
当日から都内小劇場で社会人劇団として活動していた訳ですが、当時は自分も周りの者も若い、若い。(写真)
出来るだけお金をかけず、衣装も普段着、舞台も素舞台(暗幕のみ)で、舞台上にあるのもテーブル・椅子くらい。
今考えると大そうチープな感じで公演をしていたと思います。
そんな時、たまたま知り合った演劇仲間の繋がりから外注で安価な舞台セットを作ってもらえる事に。
喫茶店で起こるシチュエーションコメディで元々は素舞台にカウンター代わりになるテーブルと椅子を置くだけの舞台で良いと思っていたのです。
が、一度簡易的とは言え、壁(パネル)に作られたカウンターとそれに合わせたハイチェア、窓やら扉やらが付いたら十分な喫茶店のセットになりました。
それまで真っ黒の暗幕舞台だったものが、パッと華やかになり、その舞台の上に自分たちが立っている事に感動を覚えた事を覚えています。
舞台公演をやっているのだから、セットを置いて舞台に立つのは当たり前なんですが、それまではお金をかける事やチープな事にも意識がなかった自分たちには大きな影響と言うかカウンターパンチを喰らったと思います。
以後、少しずつ私自身で舞台装置(セット)を作る様になりました。元々モノ造りが好きだという事も手伝って道具を揃えてひたすら舞台セットを造り今にいたります。
それは今に至っても同じでありまして、せっかくエンターテイメントをやっているのですから、小さな規模でも、つたいない芝居だろうが、少しでも華やかな公演を。
を、もっとうに。(親指立てて👍)
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