どんな簡易的な舞台であっても…
ここのところ先日舞台のお手伝いのネタが続いておりますが、この度も少々お付き合いくださいませ。
タイトルにある通り、私は一応舞台監督的なポジションで簡易的な舞台を作ってきました。
というのも、劇場と言っても普段我らが使う小劇場とは掛け離れた言わば「ギャラリースペース」での発表公演だった訳です。
そこに3畳半ほどの高台(手作り平台)と舞台奥にパネルを並べ、照明機材は家庭用照明をタップスイッチを駆使して作ったまさに「簡易舞台」という感じですね。
ただ、個人的には最低限の舞台照明(地明かり、シーリング、ピンサス、色明かり数種)、最低限の音響設備(客席全体に聞かせるだけのスピーカーとクロスフェードくらいできる複数デッキとフェーダー)そして、最低限の舞台装置(装飾パネル、平台、パンチ又は敷物)
ぽっと出の若手ビンボー劇団でも衣装や小道具くらいは用意したりするでしょうが、芝居の良し悪しとは別の意味で「非日常空間」を舞台上にほんの少しでも演劇集団たる「劇団」が用意することは観に来てくれるお客様へのもてなしと考えています。
そうでなければ、別に稽古場に客呼んで金取ってやれば良いじゃない?
それがちょっと違うってことくらいはお分かりでしょうかね。
その上で、ハコ(劇場)の環境に合わせて最低限…というか、出来うる限りの準備をして作ってみたのが下の写真ですね。
明かりを落としてパネルに映像などが映るとそれなりに舞台に見えてくるでしょうかね?
その上で舞台本番自体は十分非日常を作ってお芝居をされていたと存じます。
私も微力ながらお手伝いできて良かったかなと。
ちなみにこのギャラリースペースは来年あたりに閉鎖するとのことです。
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