舞台は小さくとも世界は大きく

元々小劇場が支流の私。
舞台や客席は狭く、楽屋と言ってもソデの狭い空間、初めの頃は暗幕のみの舞台で椅子やテーブルを並べて「つたない」お芝居をひたすら演るだけ。

コレだけでも十分楽しかったものです。

お客様あっての舞台だ芝居だと言った所で、やはり始めた頃は演ってる自分が演った気になれればそれで満足していたものです。

それが数をこなすようになるとお客様の目も気になり始め、やれチケット代だ、衣装や小道具だ、果ては劇場の規模(環境や立地)から舞台セットに至るまで整えるようになったのはさほど長い年月はかからなかったと思います。
舞台が少しでも華やかになればと演っていくうち、活動意識も上がる一方、大変さも伴ってきたのは事実…社会人劇団というアマチュアの世界にあっても、お金も掛かれば、時間も費やす訳ですから、学生の演劇部のそれとは少しばかり感覚が違うようで、安易に首を突っ込もうものなら最初に来た稽古を見ただけで、相手方の表情や態度で「あの子は来週は来ないだろうね?」なんて話を仲間内でその日新参者かけた労力を慰め合っていたと記憶しています。

「演れる時に、演れる事を、演れるだけ、演る」

コレを座右の銘に活動しています。が、演った事のない人には舞台の小ささや内容や、活動そのものがイメージとかけ離れてしまい、チープ(安っぽい)と感じると、応募のメールで物凄いやる気のある文章を送ってきていてもプイッと翌週から来なくなる。なんて事を数多く見てきました。
たとえ小さかろうが、チープなものに感じようが、その「小さな世界」をどれだけ日常を生きている人にとって、また自分達にとって『Special』な時間にするか?
その気持ちだけで、あとはほとんどの人(特に若者)が「何かやりたくて」をきっかけに飛び込んでくると言う事で私は良いと思います。

かく言う私も「何か」を探していて演った事もないのに今の劇団に飛び込んだ1人ですからね。(^^)

劇団TESTS(テスト)東京東部演劇組織

「劇団TESTS(テスト)」です。 東京東部演劇組織 Tokyo East Side Theatrical Syndicate トウキョウ イーストサイド シアトリカル シンジケートの略称として「テスト」という名称で立ち上げました、社会人演劇集団です。 現在メンバー少数のため合同で活動しながらメンバー集めしています! 20221月に旗揚げ公演を無事やり遂げました! (≧∀≦)

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