廃棄も劇団のお仕事
舞台に使ったり作ったりした物は使い終わったらどうするかと言いますと…
ハイ。取って置くか、捨てるか?ですね。
例えば…
ソファなどなど。
使った後はしばし取って置くし、普通に使えたりするのですが、数年も経てばボロボロになってとても使えるものはなくなるわけですね。
リペアもしてみたりしましたが、付け焼き刃でやがて何をしてもだめなものはだめになる訳です。
そこで廃棄という選択になるわけですが、粗大ゴミとしてだとあまりにもデカくてめちゃお金かかります。
となると、舞台装置同様に解体となるわけです。
とりあえず、外の皮を引っぺがすだけで一苦労…。
木組みされている部分が全て釘打ちで「殺され」ていて綺麗に解体することが困難だと判明…
クッション部分と木組みの所で一旦終了。
後日木組みのパーツをバキバキに崩してバラバラにする予定です。が、下手に電ノコなどで切ろうとすると釘やタッカーの刃などが取れないままなので危ないのでバールとハンマーで地道に崩せるところまで時間をかけてやることにします。
さて、作業は終わってませんが、こうして細かくできるところまで細かくして、普通ゴミとして捨てられるところまでバラしてようやく「廃棄」となるわけです。
これは舞台あるあるですが、木材でパネルとか、簡易的な装置を作り、舞台終わりに保管出来たとしても数年もすれば劣化や朽ちるので保管にも容量がかかりますし、いずれは廃棄を考えなければなりません。
舞台を作る以上、金をかけない舞台セットもありますが、その世界観が少しでもパフォーマンスの一貫として表しやすくなるためにも作成だけではなく、その後の保管もそして廃棄も考えながら運営ができないと劇団としては成り立たない部分あります。
もちろん、それら全てを「お金で解決」という考え方もありますが、我々のようは社会人劇団ではその部分への経費は皆無な訳ですから、上記のような事も当たり前になって来るわけです。
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