台本を手放す大変さ。
役者さんは舞台に立って演技する時に台本を
持って立つ人など居ないのは素人の方でも
わかるかと思います。
朗読だったり、文章を読んでも良いシーンならば
話は別ですけどね。
セリフは覚えてからがお芝居の始まりと申しましょうか?
読み方、というかセリフの言い方をイメージしたりシミュレーションしたりする為に声に出して台本を見ながら演るって言うのは俗に言う「荒立ち」などでよく見られる稽古場の風景であります。
写真の様に台本を離して芝居をする。
当たり前の事の様に見えて、それが中々難しいのが演者にとっての進化が問われるとてもわかりやすい基準となるかと思います。
「頭で考えている事と身体との解離」と
よく演出より言われる事だが、
喋る事、動く事、演じる事、それらをコントロール
する事が役者への第一歩になります。
台本に書いてあるセリフ(文章)を頭に入れて
ボソボソ喋るだけなら、役者じゃなくても
(極端に言えば記憶力の良い素人)事が足りる
舞台になってしまうのだからね。
皆、演者になる為、己と戦って居る。…はず?です。
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