活動を再開するにあたり…
これまでもたくさん公演を手掛けて来た私ですが、社会人劇団が故に避けては通れない…というかこれはプロ志望の劇団さんであっても同じかもしれませんが、1公演を境目に前に進む者、と退く者、その上で一緒に歩む者と枝葉が分かれる時があります。
去る者は追わず、来る者は慎重に取り入れる。
人間、普段は考え無い事でも「どうする?」と聞くと考えてしまうもので公演が終わった直後が一番不安定になり易いのが特徴です。
若い頃は常に「次の公演」が決まっていて、それに向かって一緒に演っているメンバーを引っ張りつつ、自然とドロップアウト(フェードアウトは無い)していく連中を振り切る形で突っ走り、そして置いてきぼりする事で少しでも自分達を鼓舞(こぶ)する訳です。
劇団活動というのは「生き物」でありまして、
時間だけが経つと悪い面ばかりが浮き上がって
来てしまうもので、丸でカビが生えて腐って
いくかの様になりがちです。特に我々の様な
中途半端な社会人劇団が陥りがちでその手の
事例で衰退した劇団もいくつか見てきています。
劇団活動が再開します。
期間を置いて、…といっても2ヶ月程度ですが、予想通り…いや、予想以上に見え隠れした部分が出てきていて慎重にならざる得ない。
今後のメンバー募集にも力を入れていきたい訳ですが、劇団の「サークル活動化」は加速するかもしれません。
楽しく演ってナンボ。
当たり前の事ですが、楽しそうだから演る演劇と、辛い部分(楽しく無い)があっても「好きだから演る」演劇とは違うのだと改めて説いていかねばなりません。
今週末に集まって来る常駐メンバー、そして募集に掛かった新たな応募者たちの行う稽古(劇団体験ワークショップ)が楽しみです。
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