ワンデイ・ブラッドは好きじゃ無い。

先日ブラッドムーン…皆既月食ですね。が、
あると聞き、自宅の屋上で見られるのを
楽しみに酒を片手に待っていましたが、
結局、薄曇りで月の光すらどこにあるかも
わからず、見られず仕舞い…。

そんなブラッドムーンを待っている間、
思い出す事がいくつか…

その中に、浮かんだ「ワンデイ・ブラッド」

ブラッドとは「血」を意味するのですが、
「ブラッドムーン」であれば「血のように
赤い月」
そして「ワンデイ・ブラッド」であれば
「一時の絆」を意味します。
大分飛躍した表現ですが、ワンデイはその場
その場の出会いを意味し、
血は絆を意味した物です。


この言葉はバイクに乗っていて使っている
言葉でバイクで旅をしていた頃、その場その場
で知り合いになったバイク乗りとの貴重な
「一期一会」を比喩的に表現したものです。

そもそも「一期一会」という言葉が好き
じゃなかったからそういう表現を使うように
なったのですが、結局のところは旅先の特別な
時間と普段どこにでもある一期一会は「別」
と差別化したくて使い始めた訳です。

インターネットで簡単に一期一会がある時代
であって、私の思う一期一会は違うよ。と、
言いたいだけなですが…


演劇でも同じ事が居ます。

その日会っただけの一期一会のそれとは違い
同じ舞台に「一度(ひとたび)立った」共演者
との「絆」の事を意味し、それを比喩したのが

「ワンデイ・ブラッド」

誰でも簡単に同じ瞬間を共有できる訳では無い
のが、舞台であり、それがどれだけチープ
なものでも大切にできるか?
それでも「一期一会」の意味する
「それっきり別れ」はついて回るもの。

虚しくもあり、諦めもある言葉だからこそ
私は好きでは無い……

そんな事を想い出させる、薄曇りで合う事が
出来なかった寒空の屋上でのお話でしたとさ。


劇団TESTS(テスト)東京東部演劇組織

「劇団TESTS(テスト)」です。 東京東部演劇組織 Tokyo East Side Theatrical Syndicate トウキョウ イーストサイド シアトリカル シンジケートの略称として「テスト」という名称で立ち上げました、社会人演劇集団です。 現在メンバー少数のため合同で活動しながらメンバー集めしています! 20221月に旗揚げ公演を無事やり遂げました! (≧∀≦)

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