【エッセイ】劇団の昔話という名の小話
立ち上げたばかりのプロディース劇団とあって、
特に歴史の無い劇団テストではありますが、
かく言う私にはいろいろあります。
そんな私のちょとした小話…
元々演劇の経験など全く無かった私。
たまたま小学校からの友達が母体劇団となる小劇団に参加したのがきっかけで興味を持ち舞台に参加し始める。
最初は当時では貴重だったデジタルビデオカメラを持っていた事から公演の記録を残すために撮影が係り&受付のお手伝い(俗に言うチケットもぎりね)。
そこからあれよあれよと舞台に立つ事に。
万年人手不足の小劇団にとっては関わっていた事から必然的だったのかもしれませんし、舞台に立つ同世代の人たちが羨ましく見えたのでしょうね。
板一枚高い所から客席に向かって言葉を発してみたい、照明に当たり、音楽を背に自分じゃない誰かを演じてみたいという衝動をすぐに叶えてくれた劇団でもありました。
まぁ、そこから先「上手くなる」「人気になる」という域(いき)に達する事がいかに難しいかを思い知らされるのはその後まもなくでしたけどね。(苦笑)
立ってみれば、小さな舞台、少数の客席、つたない芝居にわずかながらのお客様のリアクション(賛否有り?)
しかしながら、とにかく何かをしたくエネルギーを持て余していた当時の私にとっては十分と言っていいほどの「小さな世界」でした。(^^)
初めてからのおおよそ三年ほどは今考えると気狂いかと言うほど。年5本以上の舞台公演に立ちまくっていました。金も時間もプライベートも一杯一杯でしたが、今となればそれも貴重な経験だったかなと。
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