浮世に戻って…先にすすむには。
公演終わり数週間。
すっかり、普通の人となっています。
有名な俳優で無い限り、社会人劇団の役者をはじめ、俗にいう「演劇人」は公演が終わってしまえばどこにでも居るただの人な訳です。
舞台ソデから見える景色です。
この幕のその先には数百人のお客様が観劇をしてくれている、そしてその舞台上は異世界なわけです。
我々の劇団が行なっている世界というか雰囲気はとても良いかと思います。
が、ゆえかこの世界(舞台)の時間がいつまでも続かないかと想う反面、浮世(現実)が還ってくるからまた、こんな舞台を、こんな芝居を演(や)ろうと前に進めるのです。
ここのところ、しんどい事が多く、いつひっくり返るかビクビクしているが、何気にストレスだったり、その先にある困難が私の集中力を切らさず公演が終わってもここまで保てている気がします。
また、あのソデ幕の手前で得られるなんとも言えない緊張感だったり、不安や期待を体感する為に、ここからコツコツ前に進んでいくしかないのだと。
来年はどんな出会いと期待が劇団という所に集まってくるか?それを楽しみに待つとします。
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