職人
職人さんってなんか憧れる対象になることあるよね。
特に演劇などやっていると、専門的な分野で舞台を支えるスタッフさんなどに囲まれているので、「何かに長(た)けた人」っていうのはカッコよく見えたりします。
逆に演者は多種多様にいろんな事を知ってなければならないし、いろんな事ができるようにならなければならない(時も多いかなと…)と私は思います。
そんな筆者の私、あれこれやっているのですが、最近、職人さんの元で修行してきました。
たった四日間でしたが、貴重な体験でした。
その昔、看板屋で働いていた頃を思い出します。
ゴールが決まっている(例えばそれはものが完成する事)のですが、デットライン(締切)が決まっていて、そこに向かってひたすら作業に向かうのは良いのですが、デッドラインに近づくに連れていろいろな事が手に手をつないでうまく行かなかくなる。
そんな瞬間が見え隠れすると、精神的にかなりきつい作業になったりします。
これは舞台公演を作る工程も同じ場面が訪れたりします。
若い頃からこの手の事は慣れっこと思っていても、年甲斐もなく新しいことをする際にこのデッドラインプレス(締切前の重圧)みたいなモノは改めて辛かったし、良い経験をさせてもらいました。
この先コレが生きるかどうかは私次第かと思っています。確かに年甲斐も無い世界に足を突っ込んでいるのはわかっていますが、とにかく今は面白くて仕方ない。
演劇もこうした刺激が常にないといけませんね。
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