演劇人に優しい時代
最近、テレビで「山で生活しながら生きている声優」というのが取り上げられていた。
それこそ、過酷な山ごもり生活をしながらもプロの声優として活動している姿はすごいと言えるのだが、一昔?二間昔前は山ごもりとはまでは言わないが、それに近い過酷な生活をしている輩はそこそこ居た。
衣・食・住が保て無くなった演劇人は惨めだ。
が、それでも夢を掴む為に穴倉みたいな舞台で足掻(あが)いては消えて行っていた者たちがどれだけいたことか…。
昔は会社員で昼間普通に働きながら稽古活動していると、安易に差別されてた事もあったくらい、ひたすら朝から晩まで稽古している奴がなんだか偉そうにしていた。
生活が荒れても、それがステータスの一つかのようにナケナシの生活しながら将来の事など不安に感じてもお首にも出さないその場凌ぎのテンションで皆疾走っていた!
社会人劇団が世の中に増えた時代。
仕事しながら、暇な土日に稽古して舞台に立つ。
プロアマ関係なく、役者になれる、声優になれると思っている人のいかに多いことか…。
それでも蔑まれる事なく楽しく楽に、出来る時代がなんとやりやすくなった事か。
コロナが終息することがあったら、その時から舞台公演そのものの、演者や声優と言われる「役者」の本質が問われるようになるのかもしれませんね。
今の内に土日だけでどれだけ力を蓄えておけるか???
楽しくやりたいと思っていても、いざお客さまを前に興行や、公演を演るとなれば、修羅場も、地獄のような時間も訪れるかもしれませんからね。
タフさだけは持ち合わせて居ないと簡単に公演や劇団など吹っ飛んでしまいますからね。
現在(いま)は慎重に
芝居(芸)を磨いて
人を募る。
時代に寄り添って活動していきます。
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