ソデから見える華やかな世界
劇団総指揮のAZです。
昔から舞台袖(ぶたいそで)で、待機をすると言うのが苦手な役者で、今でもソデ幕の待機スペースでソワソワしている事が多いです。
若い頃、散々「出トチリ」という舞台に出るタイミングを間違えたり、出る場所自体間違えたりをやらかしているので、間違えたと考えると気が気ではないのです。まぁ、普通は間違えないんですよ。(笑)
本来狭い劇場だったりすると真っ暗なソデの待機で1人自分の出番を待っていると言うのがあるのですが、ここのところ大きなホール公演でソデ幕の奥の通路で、ゆったり待機できるので、役者同士顔を合わせて、脚本片手にセリフチェックまでできると言う贅沢な環境に演者個人としては気持ち的にユルユルで、逆に不安になるくらいなのである。
ひとたび舞台に立ってしまえば(出てしまえば)演る事は決まっているのでむしろ不安はなくなります。(芝居がうまく行っているかは別としてね)
ちなみにこれは私が思うソデ幕の内側でのお話。
各役者達はどんな思いでこの景色を見ているのか?
そんな事もここに居なければわからない事です。
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