やりたいことの為に…
思いのほか、この春に向けての劇団員募集が好調で、こんなにも演劇を始めたいとう人がいるのか?
と、驚いている今日この頃です。
昔、座長をしていた演劇仲間に言われたことがありまして…
「どれだけ辞めていっても、これからだって新たに演劇やりたいってやつは湧いて出てくるんだ。」
当時、募集に長けていたこともあり、いろいろな者が駆け抜けていった劇団でしたが、その言葉が脳裏に焼き付いています。
「仲間を募る」なんていう格好の良い言い方は
辞めていった演者たちを見ると虚しく感じるだけで
考えないようにしています。
それでもその瞬間瞬間は戦友だったり、親友だったり、それ以上だったり、と若い人が、多感な人たちが集まれば黙っていたって化学反応が起きるのが劇団という所です。
これは持論ですが、「劇団は生き物」と思っていて
稽古と舞台の往復だけやってればいいと我々のような小規模な集団は「死に体状態(活動がちょっとでも止まると)」簡単に吹っ飛んでしまうと思っています。
そんな中でも日常からかけ離れた華やかな瞬間という世界がどんな小さな舞台の上でも有ると信じてやっています。
それに憧れて集まって来る人がいる事も。
逆に言えばそれが急に怖く感じることやちっぽけに感じる時もあります。
始める前に怖くなる人もいるでしょう?
本当にやりたい事か?本気でやりたい事か?その気持ち一つで一歩前に踏み出せれば後はなるようになります。
「足踏みしてても靴底は減るんだぜ。」
迷っている人によく言う一言です。
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