公演のしらべ…(公演レポート)
しらべ……不都合な点がないかどうか確かめること。点検。
緊急事態宣言が出ている中の開催となった演劇イベント。無料、有客とあっても、1席ずつ空けての市松模様になった客席。
それでも、この客席に向かって舞台に立てる事は贅沢では無いだろうか?
ここからは舞台ソデから見える光景です。
稽古場では丸見えの舞台上も本番では袖幕の隙間からしか伺う事は出来ず、一人で待機していると少し不安になります。
それでもこうして仲間がいると心強いのも確かです。
当然、舞台に集中していないと出トチリ(出番の間違え)や、道具の出し入れを失敗したりと油断は出来ません。
私は舞台写真をたくさん撮るべくあちこち走り回っていました。(笑)
本番前のリハーサル、ゲネプロで舞台の広さ、照明、音響、そして客席側からどう見えるか?などの現場でしか出来ない全ての調整を限られた時間でおこない本番に向かうわけです。
ソデで待機する役者の緊張感や高揚感は日常では手に入らない貴重でスペシャルな時間だと思います。
もちろん、それら舞台を支える人達も全て合わさって初めてお客様を前に堪能できる物だという事ですね。
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